実はADSに寄せられるメーカーからの試食販売の依頼は「昨対比でかなり増えており、断らざるを得ないこともある」(エリア事業部南関東エリア統括マネジャーの大野隆司氏)。試食販売はスーパーの主要顧客である主婦やシニア層に大きな販促効果があり、メーカーも近年特に注目しているという。
共働き家庭が増えたことで、定期宅配やネットスーパーの売り上げは伸びてきている。しかし、店舗での買い物を楽しみにしている高齢者は一定数存在しており、高齢化の進展でその数は今後ますます増える。ADSに限らず、試食販売のニーズは衰えるどころか増えることが予想されるのだ。
試食販売というと「商品を持ってただ立っている」イメージが強いが、実は顧客に購入してもらうためにさまざまな工夫をする多くのスタッフがおり、その効果に注目している企業も増えていたのだった。
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