バンダイが8月末に発売したガシャポン(カプセルトイ)「だんごむし」が売れている。現在までの販売個数は「非公開」(広報担当者)というが、発売直後から品薄が続き、Twitterなどでは、空になった販売機の写真を添えて「ほしいけれど、売り切れている」と嘆く声が数多く投稿されている。
だんごむしは、ダンゴムシを1000%スケールで立体化した玩具で、丸くなる体を忠実に再現した点が特徴。包装用のカプセルは使用せず、自販機から丸まった状態で排出される“カプセルレス”のカプセルトイだ。色は白、黒、青の3種類。
入手が困難になっていることを受け、フリマアプリの「メルカリ」やオークションサービス「ヤフオク!」には、だんごむしが定価の500円(税込、以下同)を大きく上回る価格で取引されている。
メルカリでの価格は、1個当たり1500〜2000円程度。3色セット(4300円)、16個セット(1万8499円)、20個セット(1万9999円)なども売られている。売約済みのものを含めると、約1400件程度の取引がある。
メルカリによると、同商品の人気が急騰したため、8月中の検索キーワードの増加率は「ダンゴムシ ガチャガチャ」がトップだったという。
ヤフオク!では、1個当たりの即決価格は1100円〜1800円程度。3色セット(即決価格4499円)なども出回っている。メタリックグリーンに塗り直した商品も売られている。
こうした状況を踏まえ、バンダイは「品薄状態が続き、ご迷惑をおかけしております」と謝罪。「現在追加生産を行っており、9月中旬から順次出荷する予定」(同)という。
需要に対応するため、12月下旬にグレー・赤・オレンジの第2弾を発売することも決まったとしている。
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