NHK、苦学生の受信料を全額免除 19年2月から開始対象は21万件

» 2018年09月11日 15時13分 公開
[中澤彩奈ITmedia]

 日本放送協会(NHK)は9月10日、放送受信料免除基準の一部を変更すると発表した。2019年2月1日から、要件を満たした学生については受信料を全額免除するという。受信料免除対象件数は約21万件、免除額は約23億円に上る見込み。

photo NHKによる発表=プレスリリースより

 親元などから離れて暮らす学生のうち、(1)奨学金受給対象の学生(2)授業料免除対象の学生(3)市町村民税非課税世帯の学生(4)公的扶助受給世帯の学生――など、経済的理由の選考基準がある免除制度の適用を受けている学生などが対象になる。

photo 負担軽減策の基本的な考え方=NHKが発表した「受信料の負担軽減策について」より

 NHKの担当者によると「総務省からの認可が無事に下りたため、NHK経営計画(18〜20年度)における負担軽減策に則り、一部学生の受信料免除に対応していく。免除については今後も継続していく方針」だという。

 免除申請は12月から受け付けを開始する予定で、詳細は随時NHKのWebサイト上に更新するという。

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