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「鉄鋼・金属業界の平均年収」ランキング 2位は住友電気工業 1位は……?神戸製鋼所もランクイン

» 2018年09月12日 13時42分 公開
[中澤彩奈ITmedia]

 鉄鋼・金属業界の中で、最も平均年収が高かった企業は? 転職サイト「キャリコネ」などを運営するグローバルウェイが調査を行った結果、1位は新日鉄住金の628万円だった。社員からは、「大卒事務系総合職8年目で年収900万円以上もらえる」「30歳で年収は850万円程度。サービス残業はない」など、待遇には満足しているとの意見が集まった。

photo 新日鉄住金の公式Webサイト

 2位は住友電気工業(589万円)。「30代まではほとんど差が出ない給与体系。安定した収入を求めているのであれば非常に良い」との意見があったほか、「客観的な評価基準が示されるなど、全社横断のかなり公正な昇進評価を受けることができる」など、人事評価に対する評価も高かった。

 3位はJFEスチール(555万円)。社員からは「報酬の額や査定制度に関しては、典型的な年功序列型」「業績連動性のため、前年の経常利益額をもとに算出される。管理職になると、残業代の支給は減るが、ボーナス額が著しく向上する」などの声が寄せられた。

photo 鉄鋼・金属業界の年収ランキング(=グローバルウェイ調べ)

 以下、4位は神戸製鋼所(507万円)、5位は古河電気工業(501万円)だった。

 神戸製鋼所の大卒初任給は21万円(2017年4月実績)で、「年功序列で上がっていく。管理職だと1000万円前後になる」との意見があった。同社はデータ改ざん問題に関連する訴訟を抱えつつも、18年3月期は3期ぶりの黒字となった。

 古河電工の大卒初任給は21万1730円(17年4月実績)で、「上場企業のメーカーとしては妥当だと思う。残業代は、普通勤務時のおよそ1.3倍。サービス残業はなしで、残業代は全部つく」との声が出た。

 調査は13年4月1日〜18年3月31日にかけて、「キャリコネ」に正社員として登録しているユーザーから、給与明細に関する投稿が20件以上寄せられた企業のデータを対象に実施した。

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