実際は訴訟を起こす際は、裁判所の公式Webサイトの中から「少額訴訟を起こす方へ」「通常訴訟を起こす方へ」を確認してみてください。
セクハラの慰謝料で最も多い認定額は50万円〜200万円となっています。もちろん事案によって変わりますので、慰謝料金額の判断要素は4つになります
1.セクハラ行為の悪質性
セクハラ行為が悪質であればあるほど損害額も上がります。
2.セクハラ行為の持続性
こちらもセクハラ行為を受けた期間が長いほど損害額が上がります。
3.被害者と加害者の関係性
加害者が上司であればその分上がりますし、加害者が会社での立場が上であればあるほど損害額も上がります。
4.セクハラによって被害者が受けた損害
セクハラが原因で会社を退職せざるを得なかった、うつ病になってしまったなどといった事実があればそれによって受けた損害も上乗せされます。
上司にセクハラをやめさせて、なおかつ社内でも円満に働くには、訴訟になる前段階で解決させることが一番です。法的処置まで出るとセクハラ上司と対峙することになりますし、場合によっては会社とも対峙することになります。
そうなってしまっては、その会社で円満に働くということは難しいでしょう。もし、セクハラと感じたのであれば、周りの人に社内でセクハラが起きているということを察知してもらい、それと同時に被害が大きくなってしまった時のために証拠を集めておきましょう。
セクハラ上司に対処するには、会社の雰囲気を「セクハラは許さない」という認識に変え、味方を増やすことが一番の円満解決方法です。
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