ハンバーガーチェーン「モスバーガー」を運営するモスフードサービスは9月16日、関東信越地域の店舗を利用した顧客が腸管出血性大腸菌「O121」に相次いで感染した問題で、茅野沖田店(長野県茅野市)が長野県諏訪保健所から営業停止処分を受けたと発表した。
営業停止期間は9月16日から3日間で、処分の対象は運営元のモスストアカンパニー。
同店舗を8月17〜23日に利用した2人の顧客が食中毒にかかり、9月5日に保健所が立ち入り検査を実施した結果、事故の発生施設と断定されたため今回の措置に至ったという。
この問題では同店舗を含め、8月10〜23日に計19店舗を利用した計28人が「O121」に感染していた。
ただモスフードサービスは「現在、関係自治体、厚生労働省による調査をいただいている状況のため、当方から店舗情報を含む調査情報をお伝えすることは差し控えさせていただきます」としている。
今後は再発を防ぐため、(1)生鮮野菜に対する有効性の高い洗浄・除菌方法の導入、(2)パティ(肉)、加工野菜、生鮮野菜の検査項目への「O121」の追加――などの対処を行っていくという。
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