米McDonald'sは9月26日、米国内の全店舗で販売するバーガー類に、人工の保存料、香料、着色料を使用しない方針を発表した。消費者の健康志向や食事に対する意識の高まりに対応するためという。
対象となる商品は、ハンバーガー、チーズバーガー、ダブルチーズバーガー、クォーターパウンダー・チーズ、ビッグマックなど7種類。
肉類(パティ)だけでなく、チーズ、ソース、パンに対しても、一連の食品添加物の使用を中止する。
ピクルスには引き続き人工保存料を使用するが、健康志向の顧客向けに“ピクルス抜き”の注文に応じていく。
26日時点では、米国内の店舗で提供しているハンバーガー類の約3分の2が無添加に切り替わっているという。
では、日本のマクドナルドがバーガー類に使用している添加物はどうなるのか。
ITmedia ビジネスオンラインの取材に対し、日本マクドナルドは「当社はこれまでもグローバルの基準と国内の条例にのっとり、最高品質の食品を提供できるよう取り組んできた」と前置きした上で、「今後も(バーガー類への)合成保存料、合成香料、合成着色料の使用を可能な限り減らしていく」と回答した。
米McDonald'sはこれまで、環境保護に向けてプラスチック製ストローを紙製ストローに段階的に切り替えることや、動物福祉の観点から自然に近い環境で育てられたニワトリの卵を使用していくことを発表してきた。
日本マクドナルドも、2025年までにプラ製ストローの切り替えを検討するとしている。
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