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» 2018年10月10日 06時00分 公開

この手があったか:急成長する新規事業 昼間の和民にどんなお客が押し寄せているのか (2/2)

[昆清徳,ITmedia]
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すしを握る体験を提供

 具体的にどのようなことをしているのだろうか。広報担当者によると、同社が運営する「和民」「ミライザカ」「三代目鳥メロ」といった店舗で、団体客向けに昼食を提供しているという。

 現在、外国人観光客向けのサービスを提供しているのはグループ全体で約130店舗にのぼる。メニューは店舗によって違うが、日本料理や1人前の鍋などがあり、多い時には「バス数台分」(広報担当者)のお客が押し寄せる。マグロを主力とする「ニッポンまぐろ漁業団」では、すしを握る体験イベントも実施しているという。

 大人数のお客を受け入れられるのは、大規模な宴会を開催できるような大部屋があるためだ。ランチ営業している店舗を除くと、通常、昼間の店舗は利用されていないため、有効活用できる。さらに、団体客に食事を提供するノウハウもあるので、大人数のお客が来店しても十分に対応できる。

photo ワタミが運営する「ニッポンまぐろ漁業団」(出所:ニッポンまぐろ漁業団公式Webサイト)

訪日外国人が訪れている店舗で実施

 インバウンド向け事業を実施している店舗の立地はどうなっているのだろうか。広報担当者によると、全国各地の観光地や都市部など、アクセスのよい場所でサービスを提供しているという。

 広い宴会場を備えているにもかかわらず、日本人客の利用が低迷しているため、有効利用できていない外食チェーンや地元の中小飲食店は少なくない。訪日外国人向けといった新しいニーズを掘り起こせば、そういった施設の有効活用が進みそうだ。

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