東京電力ホールディングス(HD)の公式Twitterアカウントが10月29日、2011年3月の東日本大震災によって破損し、事故が起きた福島第一原子力発電所4号機の内部画像に「#工場萌え」のハッシュタグを付けて投稿し、批判が集まった。
「工場萌え」とは工場の景観に愛着を持つことを指し、これをテーマとした写真集なども販売されている。同社はこれまでも、袖ヶ浦火力発電所のLNGタンクの画像や配電研修施設内の画像に同様のタグを添えて投稿していた。
東電HDは今回、同タグとともに原発内の燃料プールの写真を投稿。すると、投稿直後から「被害にあった方たちに対して無神経過ぎる」といった批判が殺到する“炎上”状態になった。
同社はこれを受けて投稿を削除し、「皆さまにご不快な思いをおかけし大変申し訳ございませんでした」「今回頂いたご意見を真摯に受け止め、今後の活動に生かしてまいります」と謝罪した。
その後すぐにタグを削除した画像を再投稿したものの、現在も「当事者意識が完全に欠如している」「感覚が分からない」「何のための再掲なのか」といった批判が数多く寄せられている。
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