「バーモントカレーパン」販売、阪急うめだにコラボ店 “ここにしかない”需要取り込む11月14日オープン

» 2018年11月05日 15時00分 公開
[加納由希絵ITmedia]

 阪急阪神百貨店は11月14日、ハウス食品が運営するカレーパン専門店「ハウス カレーパンノヒ」を阪急うめだ本店(大阪市)の地下1階食品売り場にオープンする。ハウス食品の主力商品「バーモントカレー」「ジャワカレー」を使用した、具がぎっしり詰まったカレーパンを提供。「ここでしか手に入らない」という価値を付けた商品を拡充し、自分へのご褒美やお土産の需要を取り込む。

photo 阪急うめだ本店に11月14日にオープンする「ハウス カレーパンノヒ」のカレーパン
photo 「ハウス カレーパンノヒ」の店舗イメージ

具がゴロゴロと入ったカレーパン

 店舗のコンセプトは「カレーライスのようなカレーパン」。看板ブランドのバーモントカレーとジャワカレーを味のベースにして、牛肉やジャガイモ、ニンジンがぎっしり詰まった、空洞の少ないカレーパンを開発した。

 ゴロゴロとした大きめの具材に合う生地も新たに開発。生地にタピオカ粉を加えることで、外はカリッと、生地の中はもっちりとした食感に仕上げた。特殊な機器で揚げており、冷めても油っぽくならないという。

 味は甘口と辛口を用意。価格は1個378円(税込)。12月中旬からは、揚げたカレーパンを急速冷凍した「冷凍タイプ」も販売する予定。

photophoto 「ハウス バーモントカレーパン 甘口」(左)と「ハウス ジャワカレーパン 辛口」

 ハウス食品によると、「さまざまな方が訪れる食の都・大阪で、これまで日本のカレーに親しんできた方も、これから日本のカレーを知っていただく方にも、新たなカレーのおいしさに触れていただけないか」と考えたことから、今回の商品開発に至ったという。

photo ギフト用を想定した専用ボックスも用意している(プレスリリースより)

日清食品コラボ店には200人の行列

photo 10月3日にオープンした「MOMOFUKU NOODLE」

 阪急阪神百貨店は、阪急うめだ本店をグランドオープンした2012年秋以降、新しい価値を提案するための情報発信に力を入れる「オンリーワン戦略」を展開。「ハッピーターン」の亀田製菓など、さまざまな食品メーカーなどとコラボレーション店を出店してきた。今回はその第10弾となる。

 10月3日には、日清食品による店舗「MOMOFUKU NOODLE(モモフクヌードル)」をオープン。スープと具材を自分で選べるカップヌードルを提供している。開店初日には、約200人の行列ができていたという。

 専用に開発された商品の高級感と「他では手に入らない」という価値が、百貨店への来店を促すことにつながっているようだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.