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» 2018年11月15日 18時38分 公開

「モコ」などOEM車種も:スズキ、「ワゴンR」「アルト」など約78万台リコール エンジン停止などの恐れ

スズキが「ワゴンR」「アルト」「スイフト」など計約78万台をリコール。操舵力の増大やエンジン停止が起きる恐れがあるため。「モコ」などOEM車種も含まれる。

[ITmedia]

 スズキは11月15日、内部機構に複数の問題点が見つかったとして、「ワゴンR」「アルト」「スイフト」など計約78万台のリコールを国土交通省に届け出た。操舵力の増大やエンジン停止が起きる恐れがあるためで、「モコ」 (日産自動車)「フレア」(マツダ)など、他社にOEM( 相手先ブランド名による製造)供給している車種も含まれる。

リコール対象となったスズキの「ワゴンR」 リコール対象となったスズキの「ワゴンR」

 内訳(重複あり)は、電動パワーステアリングコントローラーのプログラムが不適切であるため、エンジン始動時などに生じるバッテリー電圧の低下を不具合と判断し、ステアリングのアシスト機能を停止させて操舵力が増大する恐れがあるものが50万7118台。対象は、2012年8月〜15年8月に製造された「ワゴンR」「フレア」の2車種。

photo リコールの詳細(=開示資料より)
photo 問題があった箇所(=開示資料より)

 エンジン補機ベルトの構造が不適切であり、耐久性が不足しているため、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなる恐れがあるものは46万1216台。対象は、13年2月〜14年12月に製造された「アルト」「ワゴンR」「スペーシア」「モコ」「フレア」など10車種で、「エネチャージ」仕様車。

photo リコールの詳細(=開示資料より)
photo 問題があった箇所(=開示資料より)

 電気装置の構成部品の溶着が不適切であり、内部に亀裂が生じているため、通電を繰り返すとアイドリングストップ機能やエンジンの停止を引き起こす恐れがあるものは23万4184台。対象は、12年12月〜13年9月に製造された「アルト」「ワゴンR」「スイフト」「キャロル」(マツダへのOEM)など9車種。

photo リコールの詳細(=開示資料より)
photo 問題があった箇所(=開示資料より)

 いずれも市場からの情報によって発覚。これまで事故は起きていないが、電動パワーステアリングコントローラーの不具合は31件、エンジン補機ベルトの不具合は920件、電気装置の不具合は659件が報告されている。

 スズキは今後、消費者にはダイレクトメール、整備事業者には機関誌などでリコールを周知していく方針。

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