カレンダー商戦が終盤に差し掛かっている。生活雑貨専門店のロフトは9月中旬から品ぞろえを順次拡大し、10月上旬から年末にかけては「最大の展開」(広報担当者)をする。
カレンダーの種類はさまざまあるが、売れ筋のテーマは大きく変わらないとされてきた。シンプルでスタンダードなものは昔からの定番だが、「花、猫、風景を扱ったものが鉄板」(カレンダーの企画担当編集者)だった。また、人気のアスリートやアイドル、占い関係なども根強い人気を誇っていたが、近年はどのような変化があるのだろうか。
年末になると、どの会社にも取引先から届けられたカレンダーが山のように積まれ、総務担当者が「持ち帰ってください」と社員に呼び掛けるのは一種の風物詩的な光景だ。持ち帰ったカレンダーを壁に掛けていた家庭も多かったのではないだろうか。
しかし、現在はこういった壁掛けタイプの“社用カレンダー”が減少しているため、自分専用の卓上カレンダーを購入するお客が増えているという。ロフトの場合、今では壁掛けカレンダーより卓上カレンダーのほうが売れている。
広報担当者は、卓上カレンダーを自分の仕事机に置くケースが増えているとみている。お客のニーズはさまざまだが、場所をとらないコンパクトなタイプも人気で、高さが8センチ以下で、PCモニターの下にも置けるような卓上ポスターもある。
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