廣末: 仮想通貨が人間のためのお金だとは考えていない。非人間経済におけるベースマネーになると思っている。日本は少子高齢化で労働人口が減っていき、人間以外のロボットを活用するようになる。AI、ロボットという技術が実用化され、そして仮想通貨で経済という部分が整った。非人間経済が増えてきたときに仮想通貨が大いに活用される。
山田: 来年にはブロックチェーンの効果を実感できるようになる。日本発でクレジットカード業界のコンソーシアムを組んでフィンテックの利活用を検討している。最初に何から取り組むかというと、不正なカード情報の共有。そこでブロックチェーンの活用を検討している。カードが不正に利用されたときに、二次被害を防ぐために不正に利用されたという情報をリアルタイムで共有する。これは単なる情報共有で、(ブロックチェーンの特徴のひとつである)スマートコントラクトの仕組みを使っているわけではない。でもニーズが高いところから使っていけばいい。最初のユースケースとしては最適。このあと、このプラットフォーム上に本人確認の仕組みとかポイントとかを載せていこうと、いろんなアイデアが出てくる。
廣末: 普通のエンジニアと何ら違いはない。先輩がいない業界はチャンスがある。インターネットよりも、(ブロックチェーンは)社会に与える影響が大きい。そんな大きい市場で先輩がいない。「怪しいから二の足踏みます」とよくいわれるが、インターネットも最初そうだった。まだ産業が始まったばかりで、今後技術のアップデートがあるから未来が明るい。早くやるべき。
山田: JavaとSQLが使えればいい。技術自体はあまり難しくない。ブロックチェーンは(プロダクトとして)見えにくいので、プロトタイプを一気通貫で作って見せられる技術者が求められている。「自分の守備範囲はここです」ではなく。
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