米CNBCに出演した米投資調査会社Fundstrat Global Advisorsの共同創設者であるトーマス・リー氏は12月14日、ビットコインの公正な市場価格は1万3800ドル〜1万4800ドル程度であるとの見方を示した。
稼働しているウォレットのアドレス数やアカウント毎の使用率、供給メトリクスなどを参考に算出した。
ビットコイン価格が今後上向くかについては、仮想通貨がアセットクラスに受け入れられることと世間に広く普及するかにかかっているという。
さらに長期的に見ると、ビットコインユーザー数がVisaユーザー数(45億人)の7%程度の水準まで増えた場合、ビットコインの公正市場価格は15万ドルまで一気に上昇する可能性もあると主張した。
一方で、仮想通貨取引においてテクニカル指標はこれまでと変わらずに非常に重要であると指摘。ビットコイン価格が200日移動平均線を下回っているうちは投資家の心理は弱気なままだとした。
リー氏が11月に発表した仮想通貨相場の見通しでは、2019年の早い段階で仮想通貨は転機を迎えるという。機関投資家が仮想通貨業界で大きく前進すると予測している。
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