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» 2019年02月19日 05時00分 公開

格安SIM業界初:ユーザーからの“愛”でサブブランド対抗 mineo「アンバサダー制度」は吉か凶か (2/3)

[濱口翔太郎,ITmedia]

“精神的な報酬”を提供

 「共創アンバサダー」は3月下旬開始予定。提供する情報は、mineoの事業方針、「マイネ王」のページビュー数、法人顧客・一般消費者の獲得比率、単月・累計での契約数、接続関連コストが売値に占める割合――など、これまで報道機関にも開示してこなかった機密性の高いものだ。

 ケイ・オプティコムは、一連の情報を「mineoをサポートしたい!」という強い意志を持つユーザーにあえて公開し、顧客目線でのアドバイスをもらうことで、新サービスや新戦略の立案につなげる考えだ。

 「共創アンバサダー」に参加できるのは、「マイネ王」の会員で、オフ会への参加経験もあるユーザーのみ。情報を外部に漏らさないことに同意した場合のみ参加可能とするなど、競合他社の社員が紛れ込まない仕組みも設ける。

photo 「共創アンバサダー」の概要

 ケイ・オプティコム 経営本部 モバイル事業戦略グループ グループマネージャーの上田晃穂氏は「『こういう方をターゲットにするなら、こんなアプローチができるのでは』『大幅な回線増強が難しいので、平準化しては』といったアドバイスがいただければ」と期待を寄せる。

 報酬は出ないが「実利のためではなく、情報を得ることで、自分のアイデアがサービスに反映されるという精神的な報酬(を提供する)。100人程度の加入を想定する」と上田氏は話す。

ユーザー同士がビデオチャットで教え合う

 「サポートアンバサダー」は3月1日開始予定。専用の予約サイトを通じてコアユーザーと新規ユーザーをマッチングする仕組みで、コアユーザーは自己紹介欄に「Androidに強い」「iOS専門」などの得意分野と対応可能時間を記載でき、それを見た新規ユーザーが希望に応じてサポートを申請する流れ。コアユーザーがビデオチャットの画面上でスマホを操作し、初期設定の方法を見せながら解説するといった用途を想定する。

 これに応募できるのは「マイネ王」のQ&Aコーナーで「ベストアンサー」を獲得しているユーザーのみで、応募の際は志望動機も必要。トラブル発生など万が一の事態に備えるため、ビデオチャットの内容を録画するほか、通話終了後に新規ユーザーが指導に当たったコアユーザーをレビューできる仕組みも設ける。

 「コールセンターやAI(人工知能)を活用したチャットボットなど、従来のサービスは引き続き提供する。(サポートアンバサダーの開始は)あくまでサポートの種類を広げるための施策だ」(上田氏)という。

photo 「サポートアンバサダー」の概要

 「紹介アンバサダー」は3月1日開始予定で、全てのmineoユーザーが参加可能。友人・知人の紹介人数に応じて、1000円〜3000円分の電子マネーを提供するほか、紹介を受けて新規契約したユーザーにも1000円分を付与する。

photo 「紹介アンバサダー」の概要

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