韓国大手仮想通貨取引所Bithumbは半数近くの人員削減に踏み切るという。その主因は取引高減少に伴う手数料収入減少だとみられる。CCNが報じた。
Bithumbは取引高において世界2位の規模を誇る大手仮想通貨取引所。2018年はビットコインをはじめ、多くの仮想通貨価格が暴落。そのあおりを受け、仮想通貨関連企業で従業員解雇の動きが目立ち始めており、同取引所も大量人員削減という選択肢に迫られたようだ。
現在抱える約310人の従業員を150人ほどまでに減らす計画だ。
だがCCNは、Bithumbが公表する取引高を確保できているのであれば十分な手数料収入を得られているはずであるといい、同取引所が取引高について実際の数字に上乗せした虚偽の報告をしているのではないかとの疑惑が生じているという。
一方で、同取引所は「希望退職は従業員に対する支援プログラムの一つであり、次の就職先を見つけるための支援などもしていくつもりです。それとは別に、取引高の減少なども考慮し社内で対策を講じようとしています。新規事業のため必要であれば増員も検討していきます」と、今回の大量人員削減は収益減だけが要因ではないことを強調。新たな体制を整えるためリストラクチャリングを円満に進めているとアピールしている。
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