古市: そこまで行くと、何か変わりますかね。
ひろゆき: サモアとか南洋の人たち、あとスペイン人だったら、それはそれでダラダラと楽しく生きようという考え方なんでしょうけど、日本ってそういうときに意外と一発かましたれと極端にいってしまいそうな気がする。
古市: 一億総玉砕ということですか?
ひろゆき: そうそう。こうするべきだ、という空気がつくられると、それが正しいと信じてしまう国民性があるので、戦争するしかないとか、他の国に行って石油奪うしかないと、無茶をやらかす。だから、緩やかに落ちぶれていくことがなかなかできない。
古市: でも、昔なら領土や石油を奪うという無茶ができたけれど、いまの日本がそれをするのは難しいし、日本人もあまり賛同しないのでは? 現代では何をやらかしそうだと思います?
ひろゆき: 単純にお金です。お金のない国が何をするかというと、北朝鮮だったら覚せい剤やミサイルなどをつくって、一発逆転を狙うわけじゃないですか。
古市: 日本だと何をつくるんですか。
ひろゆき: チャイルドポルノとかあるんじゃないですか。18歳未満の人たちが性的なことを商品価値としてモノを売るのは、チャイルドポルノなんです。アイドルのような人たちがスカートをめくり、それにお金払うのは、完全に児童労働とチャイルドポルノなんですけど、それが当たり前だと日本人は認識している。そういうのを好きな海外の人たちが日本に来ているし、それが加速するんですよ。
社会学者の古市憲寿氏(撮影:稲垣純也)
- 人手不足は本当に「悪」なのか 騙され続ける日本人
人手不足が原因で倒産する企業が増えているようだ。東京商工リサーチのデータをみると、前年度から28.6%も増えて、過去最高を更新している。数字をみると、「人手不足=悪」のように感じるが、本当にそうなのか。筆者の窪田氏は違う見方をしていて……。
- 「佃製作所はやっぱりブラック企業」と感じてしまう、3つの理由
ドラマ「下町ロケット」の特別編が放映され、14.0%という高視聴率を叩き出した。多くの人がこのドラマを見て胸が熱くなったかもしれないが、筆者の窪田氏はちょっと違う見方をしている。ドラマの内容を考えると、「日本の未来に不安を感じる」という。どういう意味かというと……。
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。
- なぜ日本のおじさんは怒ると「責任者を呼べ!」と騒ぐのか
街中を歩いていて、おじさんが「責任者を出せ!」と騒いでいるのを聞いたことはないだろうか。例えば、駅員に大声を出したり、コンビニの店員を叱ったり、とにかく日本のおじさんはよく怒っている。なぜおじさんは「責任者を呼べ!」と叫ぶのか、その背景を調べてみると……。
- 登山家・栗城史多さんを「無謀な死」に追い込んだ、取り巻きの罪
登山家の栗城史多さんがエベレスト登頂に挑戦したものの、下山中に死亡した。「ニートのアルピニスト」として売り出し、多くの若者から支持を集めていたが、登山家としての“実力”はどうだったのか。無謀な死に追い込まれた背景を検証すると……。
- 「バイトテロ」は訴えても抑止できない、3つの理由
アルバイトが不適切な動画をSNSにアップしたことを受け、くらコーポレーションが法的措置をとると宣言した。ネット上では「よくやった」「当然だ」といった声が多いなかで、筆者の窪田氏はちょっと違う見方をしている。どういうことかというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.