テスラジャパンは5月31日、普及価格帯の電気自動車となるModel 3の国内受注を開始した。後輪駆動の「スタンダードレンジ プラス」モデルは511万円で、納車は2019年下旬。四輪駆動の「パフォーマンス」モデルは655万2000円の値付けで、8月後半以降の納車予定となっている。
ハンドル操作や加速、ブレーキを自動操作するオートパイロットを標準で搭載する。また、オートパーキングと駐車場から運転手のところへ自動移動するサモン機能は、62万円の追加オプション。このオプションには、高速道路乗り降りの自動運転と、信号や一時停止標識認識、市街地での自動運転機能を年内に追加予定だとしている。
後輪駆動の「スタンダードレンジ プラス」と四輪駆動の「パフォーマンス」の2モデルを用意
シンプルな内装はブラックの1種類のみ
インテリアはブラックの1種類。ボディカラーはそれぞれ5色から選択できる。
スタンダードレンジ プラスモデルは航続距離415キロメートル、最高速度は時速225キロ。パフォーマンスモデルは航続距離530キロメートル、最高速度は時速261キロとしている。パフォーマンスモデルには、ホイールを18インチから20インチに変え、ブレーキやサスペンションなども変更し最高速度も上昇させる「パフォーマンスアップグレード」オプションを48万円で提供する。
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