平成時代に「生活に影響したもの」ランキング 1位は携帯・スマホ、2位は?消費者1万人に聞く

» 2019年06月27日 17時44分 公開
[ITmedia]

 博報堂生活総合研究所はこのほど、平成時代に消費者の行動や価値観に影響を与えた製品・サービスに関する調査結果を発表した。最も多くの人が「自身に影響を与えたもの」として挙げたのは「携帯電話・スマートフォン」で46.3%だった。2位は「インターネット通販」(37.6%)、3位は「パソコン」(35.9%)だった。

photo 多くの人に影響があったものといえば……(写真提供:ゲッティイメージズ)

 4位は「100円均一ショップ」(35.7%)、次いで「断捨離」(24.1%)、「電子マネー」(22.7%)、「ファストファッション」(22.4%)、「消費税増税」(20.0%)だった。

photo 1〜20位の結果

 男女別で見ると、最も差が大きかった項目は「断捨離」で、男性(15.2%)よりも女性(33.1%)が15ポイント以上高かった。「ファストファッション」「100円均一ショップ」「フリマアプリ」なども女性が男性を8ポイント近く上回る結果となった。

 男性が女性を上回った項目は「パソコン」「電子マネー」「コンビニ」だった。博報堂生活総合研究所は「男性は便利な買い物を実現したものに票が集まり、女性は安価でお得な買い物に票が集まった」とコメントしている。

photo 男女別1〜10位

 さらに年代別の結果を見ると、40代以上は「消費税増税」や「消費税導入」がトップ10入りしているのに対し、10〜30代は「SNS」や「フリマアプリ」がランクイン。また、10代は唯一「インフルエンサー」(男性19.9%、女性24.0%)と「無料で利用できる音楽・動画・写真などのアプリ・サービス」(男性20.5%、女性24.0%)がトップ10に入った。同研究所は「10〜20代の女性は特にスマートフォンの影響が強い」と指摘している。

photo 男女年代別トップ10(10代、20代)
photo 30代、40代
photo 50代、60代

 調査は5月27日から31日かけて、15〜69歳の男女1万人を対象にインターネット上で実施。平成に登場した商品・サービス・政策・流行など39項目について「自身の消費活動や消費の考え方に大きな影響を与えたもの」を全て選択してもらい、回答者が多い順にランキングを付けた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.