資生堂は7月1日、使うたびに利用者の肌に合った配合の化粧品を提供するサービス「Optune」(オプチューン)を本格展開すると発表した。スマートフォンで測定した肌の状態などのデータを分析し、8万通りの組み合わせから利用者のコンディションに合った配合を選択。IoTマシンから必要な美容液を抽出する仕組み。月額1万円(税別)のサブスクリプションサービスとして提供する。
利用者の元には美容液などを充填した5つのカートリッジとIoTマシンが届く。使用するときは、まず専用スマホアプリ「Optune App」(iOS)で肌を撮影し、水分量やキメ、皮脂量など肌のコンディションを測定。測定データは、ユーザーがアプリに入力した生理周期や気分といった情報、温度や花粉などの環境データなどと合わせてクラウドサーバに送られる。サーバ上で独自のアルゴリズムがデータを分析して美容液の配合を決め、IoTマシンに送信すると、カートリッジから必要な種類・量の美容液が抽出されるようになっている。
資生堂は2017年11月に「ユーザーに最適化した製品作りの最先端」としてOptuneの開発を発表。18年3月からは、数量限定でβ版を販売していた。
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