2018年末にPayPayが行った「100億円あげちゃうキャンペーン」は、100億円という金額だけでなく、景品表示法上の上限である20%還元を打ち出したことで、大きな話題になった。ところがその後、競合のLINE Payやメルペイなどが次々と大型の還元キャンペーンで追随。スマートフォン決済において、20%還元はもはや珍しいものではなくなってきた。
この波は、スマートフォン決済だけでなく、クレジットカードにも波及している。
イオンカードは利用代金の20%キャッシュバックを行うキャンペーンを打ち出した。カードの新規入会者、そしてイオン銀行からの引き落としに限るが、利用用途に大きな制限はなく、上限10万円という大型のキャンペーンだ。
「イオンカードは従来女性の利用者が多かったが、欅坂46の起用を機に、男性のユーザーや若年層に訴求していきたい。20%還元キャンペーンは、過去最大のものだが、QRコード決済など他社も同じような規模になってきているので、特別驚くようなものではない」(イオンフィナンシャル広報)
最近では、ヨドバシカメラがクレジットカード「ゴールドポイントカード・プラス」を使い、同社オンラインサイトを利用すると最大20%還元のキャンペーンを実施。三井住友カードが新規入会者を対象に20%還元(還元上限8000円)などの施策を行っている。
クレジットカードでは、新規入会時に特典が付くことが多いが、年会費無料のクレジットカードでは数千円が普通。対象も、抽選のことが多かった。
イオンカードのキャンペーンは、7月1日から9月30日までに新規入会した人を対象にする。対象となる利用期間は、7月25日から31日、8月25日から31日、9月24日から30日。
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