こうしてみると、全体的に真イカのパプリカソースがなくなったことの影響は無視できない。同商品は、子どもだけでなく、ちょい飲みをするお客に親しまれていた商品だからだ。また、ピザのメニューからやわらかイカとアンチョビのピザがなくなったのも、一部のファンをがっかりさせるかもしれない。
サイゼリヤは安くてうまい商品を提供することを強みとしてきた。派手な広告宣伝は行わず、決済も現金のみという状態だ。こうしたビジネスモデルを踏まえると、メニュー戦略は同社の生命線ともいえる。新メニューがいくつか登場しているが、真イカのパプリカソースが抜けた穴を埋められるかどうかが問われる。
原料品質を下げてまで同じ商品を販売すべきでないと判断したサイゼリヤの戦略は吉と出るか凶と出るか。
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