女性を中心に一定の人気を誇る仕事、アパレル販売員。ただ、彼女らの約7割が「給与が低い」点で不満や悩みを抱えているという結果が、人事サービスを手掛けるアデコ(東京・千代田)の調査で明らかになった。仕事へのやりがいや働き続けたいという意思は軒並み高かったものの、業界特有の上がりにくい給与水準がどうしてもネックになっているようだ。
アンケートは、アパレル販売員として1年以上働いている20〜30代の男女400人にアデコがWeb上で実施。ちなみに回答者の87%が女性となった。
「アパレル販売員として働く中で悩んでいる・改善してほしいと思うこと」(複数回答可)について聞いたところ、71.5%が「給与が低い」点を挙げ、トップになった。接客業特有のつらい点としてよく言われる「立ち仕事が多い/時間が長い」(48.8%)や「有給が取りにくい」(46%)、「シフト制のため勤務スケジュールが不規則」(45.8%)といった、労働時間や勤務形態に関する項目に大差をつけた。
就業環境などに関する各項目の「満足度」を聞いたところ、不満度が最も高かったのはやはり「給与」で、76.5%の人が「不満足」「どちらかといえば不満足」と回答した。次いで不満度の高い項目は「キャリアに関する将来性」(66.5%)となった。実際、年収についても聞いたところ「200万〜300万円未満」が最多で42.5%となった。
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