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» 2019年09月11日 09時16分 公開

お金のライザップ? なぜ30万円払って「お金」のパーソナルトレーニングを受けるのか (1/2)

マンツーマンで指導を行うパーソナルトレーニングの流れが、金融教育にも起きてきている。bookeeは、「お金のパーソナルトレーニング」を提供するスタートアップ企業だ。設立メンバーはサイバーエージェント出身者が中心となり、ライザップのトレーナーなども参画している。

[斎藤健二,ITmedia]

 多人数を集めて講義をするのではなく、マンツーマンで指導を行うパーソナルトレーニングの流れが、金融教育にも起きてきている。2018年6月にサービスを開始したbookeeは、「お金のパーソナルトレーニング」を提供するスタートアップ企業だ。設立メンバーはサイバーエージェント出身者が中心となり、ライザップのトレーナーなども参画している。

 「ライザップなどで、パーソナルトレーニングの市場は広がっている。ダイエットでいえば、糖質を抑えてタンパク質を取れば理想の体になることは分かっている。しかし、どうやってそれを実行するかが課題。bookeeでも、フォローアップして実行できるようにすることが特徴」。フィデリティが行ったDCセミナー2019に登壇した、bookeeの辻侑吾COOは、サービスの特徴をこう説明した。

フィデリティが行ったDCセミナー2019に登壇した、bookeeの辻侑吾COO

 ダイエット同様、金融教育でも「習慣化」が重要だと辻氏は強調する。「習慣がポイント。朝必ず歯を磨くように、習慣としてお金について考えることを身につける。そのために、スマホアプリを使ったデイリーのコーチングと、週一の対面コーチングを行う」

ターゲットは、20〜30代の独身女性

 bookeeのターゲット層は、20〜30代の独身女性だ。年収は300〜600万円の人たちが多いという。もともとの想定では、600〜1000万円の高年収女性が中心になると考えていたが、サービスを開始してみると、より年収の低い層からのニーズが高かった。

 「年収が高い独身女性はバリバリ仕事をする。あまり将来への不安を抱えている人が少ない。お金がなかったら働いてなんとかするという、男性のような考え方だ。年収がもう少し低い層は、安定的な仕事をして、仕事のサイクルを変えずに将来の不安も解消したいというニーズがある」(以下、発言は辻氏)

 対面でのトレーニングは、銀座、丸の内、表参道、池袋のシェアオフィスWeWorkを利用する。「通いたいと思ってもらえるおしゃれな環境でトレーニングを実施することが重要。立地✕デザインだ」。今後、新宿や渋谷のWeWorkへの展開も予定している。

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