2019年春入社の新入社員、初任給はいくら?

» 2019年10月30日 15時16分 公開
[ITmedia]

 2019年春入社の新入社員は、初任給をどのくらいもらっているのだろうか。日本経済団体連合会(経団連)または東京経営者協会に加盟している企業に聞いたところ、大学卒(事務系、以下同)が21万7981円、高校卒が17万932円であることが分かった。

 引き上げ額を見ると、高校卒が1783円(前年比−146円)、大学卒が1652円(同−217円)という結果に。初任給の推移について、リーマンショックの影響を受けて、2009年から0.1%前後の低い引き上げが続いたが、14年以降は増加傾向にある。19年の調査では、すべての学歴で過去最高額を記録した。

初任給の推移

 大卒の初任給を産業別に見ると、「土木建設業」が最も多く22万4522円、次いで「化学・ゴム」(22万4294円)、「運輸・通信業」(22万3668円)、「金融・保険業」(22万3667円)と続いた。逆に、最も低いのは「電気・ガス業」で20万8927円、次いで「繊維・衣服」(21万403円)、「新聞・出版・印刷」(21万703円)だった。

大卒の初任給、産業別

 経団連または東京経営者協会に加盟している企業498社が回答した。調査期間は6月4日から7月30日まで。

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