スズキは11月21日、ブレーキ部品に不具合があるとして、軽自動車「パレット」など計3車種51万7316台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。最悪の場合、減速させる力が低下する恐れがあるという。
対象はパレットのほか、OEM供給していた日産自動車の「ルークス」、マツダの「フレアワゴン」。製造期間は2008年1月〜13年2月。
16年4月にも同様の不具合によるリコールを実施したが、そのとき対象ではなかった車両でも不具合が発生したことから、対象範囲と改善措置の内容を見直して再びリコールを届け出た。
内容は、前輪ブレーキのブレーキホースの長さが不適切だったという不具合。それによってブレーキホースに引張力が発生し、ホース内部に亀裂が発生する可能性がある。そのまま使用を続けると、亀裂が広がることでブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、最悪の場合、制動力が低下する恐れがあるという。
今後、全車両にブレーキホース取り付けブラケットを追加し、ブレーキホースを対策品と交換する。
これまでに106件の不具合があったが、事故は発生していないという。
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