ゴンチャ新社長の原田氏がタピオカブーム“最後の希望”の理由新連載・古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」(1/3 ページ)

» 2019年12月06日 10時16分 公開
[古田拓也ITmedia]

 タピオカブームに青天の霹靂(へきれき)か――。

 SNSで大きな話題を呼んだのが、国内大手タピオカ飲料店の「ゴンチャジャパン」社長人事だ。同社は12月1日付で原田泳幸氏を新たな社長に任命した。

 原田氏は、これまでに日本マクドナルドやベネッセ社長などを歴任する、いわゆるプロ経営者として有名だ。彼に対する経営者としての評価はさまざまで、批判的な意見も少なくない。

 かつての原田氏には、消費者にとってキャッチーな失敗例が多くみられた。2015年まで社長を務めたマクドナルドでは、12年にカウンターからメニューを撤去して消費者の反発を招き、ベネッセ時代には14年6月の就任から半月あまりで個人情報漏洩(ろうえい)事故が発生した。

 消費者にとって何となくネガティブなイメージのある原田氏が、ゴンチャ社長に就任したことで、「タピオカブームもいよいよ終わりか」と憂慮する声も少なくない。

タピオカで有名なゴンチャのラインアップ
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