消費者情報の収集などを行うソフトブレーン・フィールド(東京都港区)は12月、レシートから分析した消費者の購買行動分析結果を発表した。対象となったコンビニはセブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソンの3チェーン。分析結果では、各コンビニの「客単価」が明らかになった。
3チェーンのうち、客単価が最も高かったのはセブンで586円。次いでローソンが556円、最も安いファミマは502円だった。レシート1枚当たりの購入品数は、セブンが2.8個、ローソンは3.0個、ファミマは2.5個だった。
曜日別の購入額割合をみると、ローソンが目立っていて、最も高いのは金曜日の20%。同社は「バスク風チーズケーキ」や、手のひらサイズのケーキ「カプケ」といった本格的なスイーツを展開しており、週末のちょっとした「ぜいたく消費」が後押しした可能性もある。
実際、ローソンではスイーツが占める金額割合が高い。3チェーンのスイーツ購入額の平均割合を比較すると、セブンが3.7%、ファミマが3.4%なのに対し、ローソンは4.8%。分析対象期間の2018年4月〜19年10月のうち、最も割合が高かったのは19年4月で6.9%だった。
一方、セブンとファミマは曜日別に大きな違いはない。最も高いのは、セブンが土曜日で16.7%、ファミマは金曜日で15.7%だった。
分析はソフトブレーン・フィールドのレシートから購買行動を分析するデータベース「マルチプルID-POS購買理由データPoint of Buy」から、18年4月〜19年10月における3社のレシート総枚数約130万枚を対象に行った。
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