日本民営鉄道協会は12月19日、「2019年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」を発表した。前回調査で3位だった「座席の座り方」が首位に。前回1位だった「荷物の持ち方・置き方」は3位にランクを落とした。同調査は1999年から行っているもの。乗客のマナーへの理解と協力を呼び掛ける狙いがある。
座席の座り方がトップになったのは08年調査以来およそ10年ぶり。そのうち、迷惑と感じる行為には「座席を詰めて座らない」や「座りながら足を伸ばす・組む」「(眠って)寄り掛かってくる」といったものが挙がった。中でも「座席を詰めて座らない」は61.2%の人が回答している。
前回調査から大きくポイントを上げたのは「スマートフォン等の使い方」だ。前回の21.5%から10ポイント近く増え、31.1%の人が回答した。その中で最も多くの人が迷惑行為だと答えたのは「歩きながらの使用」(43.1%)。駅構内のアナウンスやマナー啓発ポスターでも「歩きスマホ」というワードを見聞きすることが増えた。歩きスマホを「迷惑行為」だと認識する人が増えていることが背景にありそうだ。
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