沖縄タイムス・デジタル部記者
1982年那覇市生まれ。2019年3月首都大学東京大学院卒業。2007年沖縄タイムス社入社、こども新聞「ワラビー」担当、社会部を経てデジタル部。
沖縄の“ど派手”成人式が話題になったのは2001年。これまで、多くの全国メディアがこの日、沖縄に注目し、発信してきた。あれから20年が経った。メディアの注目度はどのように推移していったのか。(デジタル部・與那覇里子)
筆者は、メディアの記事が保存されているデータベース「Gサーチ」を活用し、分析をした。民放テレビ局の記事が2010年4月以降のみの保存のため、対象期間は2011〜19年までの9年間。全国メディアは、全国紙(通信社含む)、NHK、民放テレビ局に絞った。
9年間で「沖縄 成人式」のワードを使っていたのは656件あった。その中から、各年の「成人の日」前後1週間の記事144本を抽出。記事を読み込み、「荒れる」「派手」という成人式に言及している番組と紙面の本数を調べた。
新聞は、2011年、12年に5本あったが、逮捕者がいなかった2013年は0本、以降も逮捕者を報じる記事で推移し、2018年はコラムに1本登場しただけで、2019年は0本だった。
沖縄を“荒れる"成人式として扱ったテレビ番組は、2013年に2本だったものの、14年に9本に増加。16年には16本でピークを迎え、以降は激減している。2018年は0本。2019年の4本だった。
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