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ロボットは居酒屋でどんな接客をしているのか 池袋の「ロボ酒場」で確かめてみた(1/2 ページ)

» 2020年01月23日 17時57分 公開
[ITmedia]

 人間の代わりにロボットが働くようになれば、人手不足を解消できるのか。そんな実験を、居酒屋チェーンを運営する養老乃瀧が東京・池袋で始めた。既存店舗の一部にロボットが接客やドリンク提供を行う「ロボ酒場」を設け、店舗の省人化や効率化にどれだけ効果があるか検証するという。ロボットがどんな接客をしているのか、実際に店舗で確かめてみた。

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 ロボ酒場は、JR池袋駅南口付近の「一軒め酒場」内にある。ロボットは作業カウンターやビールサーバーを取り付けた専用スペースに立っており、天井に設置された4つのカメラで来店者を認識。「ロボ酒場へようこそ」などと声をかける。

photo ロボット酒場の様子。ロボットの表情は16種類あり、来店者の様子に合わせて変化する

 ロボットの挨拶や表情は、来店者の年齢や性別、表情などに合わせて変化する。どんな人にどんな接客をする接客をすると喜ばれるかを、搭載したAI(人工知能)に学習させることで、徐々に接客の質を高められるという。

photo ドリンクサーバーはもともと店舗で使っていたものを活用。ロボットがスムーズに作業できるよう、3Dプリンタで作ったパーツを取り付けてある
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