沖縄のケンタッキー「ご飯と生ビールの提供も検討」 、社長が語った沖縄の戦略(1/3 ページ)

» 2020年02月07日 12時09分 公開
[沖縄タイムス+プラス]
沖縄タイムス

與那覇 里子(よなは・さとこ)

沖縄タイムス・デジタル部記者

1982年那覇市生まれ。2019年3月首都大学東京大学院卒業。2007年沖縄タイムス社入社、こども新聞「ワラビー」担当、社会部を経てデジタル部。


 ケンタッキーフライドチキンの主力商品「オリジナルチキン」の消費量が県民1人当たり全国一の沖縄県。クリスマスだけでなく、正月、入学祝いにも欠かせません。白米と一緒に食べるという独自の文化も生まれています。日本ケンタッキーフライドチキンの近藤正樹社長は、このような沖縄の現状や今後の戦略についてどう考えているのでしょうか。

チキンを前に笑顔の女の子=18日、チャタンハーバーブルワリー&レストラン

ゲートボール大会にも協賛

――2014年に社長に就任してから6年、沖縄県民のチキン愛をどう捉えていますか。

 「昨年、首里城が炎上して心を痛めていました。働いている方の激励とお客様への感謝も込めて、昨年のクリスマスの24、25日は沖縄県内の12店舗を回ったんですね。たくさんの予約をいただいて、その上、その日に買いに来てくれた方をはじめ、ドライブスルーでも行列ができていた。誕生日、入学祝いでもケンタッキー。『のし』があるのもほぼ沖縄だけで、売上げもオリジナルチキンも人口比では一番の県。沖縄は、ケンタッキーを日常に取り入れてくれています」

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