沖縄のケンタッキー「ご飯と生ビールの提供も検討」 、社長が語った沖縄の戦略(3/3 ページ)

» 2020年02月07日 12時09分 公開
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3回変えたコーヒーの味

――社長に就任して、こだわってきたことはありますか。

 「一番大事にしているのは、オリジナルチキンです。ケンタッキーの看板です。オリジナルチキン以外は、似たような商品が他社でも提供されてますけど、オリジナルチキンは独自の商品で、あの味はまねできない。守っていきます」

 「オリジナルチキンをもっと食べてもらうために、社長になってからはコーヒーの味を3回変えました。油と味がぶつからないように工夫しています。コールスローもビスケットもドリンクも全てオリジナルチキンに合うように計算されています」

――クラッシャーズなどデザートもありますが、それもチキンに合わせているんでしょうか。

 「デザートはこれから大きく変えていきます。以前提供していたアップルパイもエッグタルトも改良して、再び販売することも考えています」

オリジナルチキンバーレル

――いつも、ビスケットを食べるタイミングが分からなくて困っているのですが、どのタイミングで食べるのが一番おいしいと考えていますか。

 「チキンを食べ終わった後ですね。ビスケットもカーネルサンダースが作ったもので、チキンの油を流してくれます」

――沖縄の店舗で白いご飯を提供することは検討されませんか。

 「東南アジアの店舗では白いご飯は提供されています。以前、日本では焼きおにぎりは提供していたんですが、今はありません。提供するには、沖縄の店舗内で炊いたほうがいいのか、どの形がいいのか突き詰める必要がありますね。検討します」

 「生ビールの提供は期間限定で考えているところです。チキンにビールは合うと思うんですよね。沖縄で出せたらいいなと思っています。ポイントは缶ビールではなくて、やっぱり生ビールというところにワクワク感がありますよね」

 「沖縄はアジアの中でもリゾート地であり、ビジネスの拠点にもなる。魅力が多い。沖縄から新たなチャレンジを仕掛けて、沖縄のいい事例を他県にも持って行きたいと思っています」

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