新型コロナウイルスの影響でチラシ特売を自粛 スーパーの「サミット」一部商品の入荷が安定しない

» 2020年03月02日 17時09分 公開
[ITmedia]

 食品スーパー「サミット」を運営するサミット(東京都杉並区)は3月2日、新型コロナウイルス感染拡大を受け、チラシ特売を自粛すると発表した。自粛する対象のチラシ特売は3月4〜6日。

一部商品の入荷する量や時期が不安定に(出所:サミット公式Webサイト)

 サミットでは、チラシ特売を「お客さまとのお約束」と捉えており、チラシに掲載された商品に品切れが発生した場合、「引換券」を発行。後日、特売価格で販売している。

 しかし、同社の広報担当者によると、新型コロナウイルスの感染拡大で、ティッシュやトイレットペーパーなどの需要が高まり、入荷の時期や量が安定しなくなったという。「入荷の時期をお客さまに確約できない」(広報担当者)ため、自粛に踏み切った。チラシ特売を予定しており、供給が可能な商品については安い価格で販売するという。

 入荷の量や時期が不安定なのは、紙製品だけではない。パスタ、ラーメン、パックご飯も需要が高まっているという。在宅勤務を推奨する企業が増えたり、小学校・中学校・高校などの休校が広まったりした結果、自宅で昼食をとるシーンが増えているのではないかと担当者は説明した。

ひなまつりのフェアにも影響が(出所:サミット公式Webサイト)

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