カバンの中にスッキリ収納 コンパクトなビジネスツール5選目利きが選ぶ「今使いたいビジネスツール」(1/3 ページ)

» 2020年03月09日 05時00分 公開
[納富廉邦ITmedia]

 現在、ビジネスバッグの流行は、小型薄マチか大型大容量かで二極分化している。大容量は昔から人気があったため、選択肢も豊富にあったけれど、書類がデジタル化され、ノートPCの持ち出しに制限が加えられるようになった。ビジネスパーソンの荷物が減ったために流行した小型で薄マチのバッグは、ようやく、種類も出そろったばかり。それでも、リュックでさえ薄マチが売れている現状は、小型のビジネスバッグが定着してきたと考えて良いだろう。

A4の書類をA5サイズで持ち歩けて折り目が付きにくい

 カバンがコンパクトになれば、当然、中に入れるものもコンパクトなものが求められるようになる。毎日持ち歩く文具やファイル用品も、その要請に応じた製品が登場するようになった。今や、きちんと道具を選べば、バッグはA4サイズのファイルが入らなくても構わないという状況になっているのだ。中に入れる道具類がコンパクトになれば、カバンの中もスッキリして、モノの出し入れが楽になる。また、移動しやすくなるわけで、フリーアドレスやノマドなどのワーキングスタイルの変化にもツールのコンパクト化は対応する。

 つまり、カバンの中をスッキリさせるコンパクトなビジネスツールは、荷物を減らして移動を楽にするだけでなく、仕事の準備を楽にしたり、道具を探す時間を減らすなど、直接的な効率アップにも貢献する。コンパクト化は、現在、カバンに入れるのに便利なタイプと、ペンケースに入れるのに便利なタイプの2つの方向がある。今回は、カバンの中をスッキリさせるコンパクトなツールを紹介する。

キングジムのクリアーファイル「コンパック」、500円+税

 まずは、A4の書類をA5サイズで持ち歩けて、そのままファイルの閲覧もできる、キングジムの「コンパック」。何が良くできているかというと、コンパクトなのに、A4のクリアポケットよりもA4の書類の閲覧が楽になるということ。仕組み自体は、とてもシンプル。A5サイズのファイルを開くと、中にはA4サイズのクリアファイルが2つ折りになってとじられている。基本的にはそれだけだ。つまり、A4のクリアファイルが2つ折りされているようなものだが、クリアポケット部分の下部がのり付けされていなくて、レール状になっていることで、スムーズに開閉できるようになっている点が優れているのだ。

折り目が付きにくい

 A4用紙はふんわりと曲るので、折り目が付くこともなく、取り出してコピーやスキャンもしやすい。また、A4クリアファイルに比べて、表紙が片方無い分、片手での閲覧が楽で、その場で相手に見せるのもスムーズ。そして、これがあれば、A5サイズが入るカバンで済むのもありがたい。カラーバリエーションも豊富で明るい色があるのも魅力。A4用紙が10枚、20枚、30枚入るタイプと、A3ファイルが20枚入るタイプが用意されている。これで、A4の書類のためだけに大きなカバンを持っていく必要はなくなるのだ。

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