カバンの中にスッキリ収納 コンパクトなビジネスツール5選目利きが選ぶ「今使いたいビジネスツール」(2/3 ページ)

» 2020年03月09日 05時00分 公開
[納富廉邦ITmedia]

クリップボードの“紙がよれる問題”を解決

 次はナカバヤシの「折りたたみクリップボード」。こちらも、A4サイズを二つ折りしてコンパクトに持ち歩くシリーズ。名前通り、2つ折りできるクリップボードなのだ。このありそうで無かったアイテムは、発売と同時にかなり売れたそうなので、クリップボードは便利だけど大きいと思っていた人は多かったのだろう。この製品が良くできているのは、単にクリップボードが曲るというだけでなく、伸ばした時にちゃんと真っすぐになって、既存のクリップボードと使い勝手が変わらないこと。折りたたみ部分の構造が良くできていて。ピシッと水平になるのだ。

ナカバヤシ「折りたたみクリップボード」、920円+税

 クリップボードはその構造上、A4用紙より2回りくらい大きい。しかも、金具が邪魔になってカバンからの出し入れがしにくいし、紙も露出しているから、カバンに入れておくとよれたり曲ったりしやすい。この製品は、クリップの反対側には紙を押さえるストッパーが付いている。そのため、紙をクリップに挟んだまま折り曲げても、紙にしっかりした折り目は付かず、カバンの中で曲ったりもしにくいので、安心して持ち歩けるのだ。地味な製品に見えるのだけど、使ってみると、これが本当に良くできているので、クリップボードを持ち歩くことが多い人は、一度ぜひ、使って欲しい。使うと分かる便利さだ。

A5サイズでもA4サイズでも使えるノート

中村印刷所×Kleid「2mm flat notes A5」、650円+税

 これもまた、A4用紙が必要な人向けのコンパクトアイテム。中村印刷所×Kleidの「2mm flat notes A5」は、基本的には、ぴったりと180度水平に開くA5サイズのノートだ。おじいちゃんのノートで一躍有名になった中村印刷所の技術を使ったノートなので、本当にキレイに水平に開くのだ。それを、新日本カレンダーのデザインブランドであるKleidが、大人のビジネスノートに仕上げたのが、このノート。紙は国内で販売されている筆記用紙でも最高級の一つ、「OKフールス紙」を使っていて、万年筆や鉛筆での書き心地にも配慮。図や表も書きやすい2ミリ方眼罫で、とても実用的なノートに仕上がっている。

A5サイズでもA4サイズでも使える

 しかも、このノートが水平に開く秘密は、A4用紙を二つ折りにしたものをとじてノートに仕立てているから。つまり、A5サイズのノートなのだけれど、A4用紙に書いている訳で、紙をノートから外せば、A4サイズの用紙になるのだ。つまり、このノート、1冊でA5サイズとしてもA4サイズとしても使えるのだ。1冊で2役、これほどコンパクト性に優れたノートもなかなか無い。

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