新型コロナ“戒厳状態”でも約7割の人が「今年もお花見行く予定」 その本音は?東京で最も早い開花、でも……

» 2020年03月16日 07時00分 公開
[ITmedia]

 3月14日、東京で桜の開花が発表された。東京では統計開始以来、最も早い開花となった。

 一方で新型コロナウィルスの感染拡大はまだまだ収束のきざしが見えず、小池百合子東京都知事が「宴会的なことについてはご遠慮頂きたい」などと、花見の自粛を呼びかけるという異例の事態となっている。

photo 新型コロナウイルスが収束しない中、今年のお花見は?(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 そんな小池都知事の発言の影響を受けてもなお、とある調査によると今年は「花見をする・するつもり」と考えている人が69.8%にものぼった。とはいえ、その「花見」は例年通りの「桜の木の下で宴会をすること」とは限らないようだ。

 この調査は2020年3月13日〜14日、全国の「去年はお花見をした」という男女453人を対象に、NEXER(東京都豊島区)の運営するサービス、日本トレンドリサーチがインターネットでのアンケートにて実施。

 「去年はお花見をした」という男女453人に「今年、「花見」をしますか?」と聞いたところ69.8%が「花見をする・するつもり」と回答、30.2%が「しない」と回答した。

photo 今年、お花見をする予定か?(日本トレンドリサーチ調査)

 想像よりも花見をする予定の人が多いように感じる。ただ、「今年の花見について、去年または例年とは違って意識していることがあれば教えてください」という質問に対してはウイルス対策を意識した回答が多くあり、「今年は宴会はせずに、花を見て写真を撮る」「歩きながらの花見を実行しようと思います」「車の中から桜を見るつもり」などが挙げられた。濃厚接触を避けつつも、春の風物詩である桜を楽しむつもりの人が多めな様子がうかがえた。

 しかし、中には「有名な桜スポットに行く」「鶏の唐揚げをたくさん作る」といった回答も見られ、例年通り「お花見」を楽しみにしているようにも見える人もいるようだ。

 まだまだ感染拡大が続く中、できるだけ濃厚接触を避けるスタイルでの花見をすることをおすすめしたい。

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