4月1日から健康増進法の一部を改正する法律が全面施行され、 飲食店やオフィスなど多くの場所が原則屋内禁煙になった。罰則として、禁煙場所で喫煙した個人には30万円以下の過料が科せられる。
一方で、iQOS(アイコス)やPloom TECH(プルームテック)などの加熱式タバコは専用喫煙室での喫煙が可能であり、 さまざまな味や香りのついた液体を電気熱で気化させて、その蒸気を吸い込むVAPEも法規制の対象外だ。
法改正をビジネス上の好機と捉え、 国産VAPEリキッドメーカーのMK Lab(東京・千代田)が4月1日〜12日の約2週間、 紙巻たばこからの“乗り換え割り”として半額セールを実施している。税抜き5000円以上の商品を購入した場合も、送料を無料にするキャンペーンを実施しているという。
半額セールの対象には、本体にリキッドセットが付いたスターターセット(1925円、税込み)のほか、紙巻たばこ経験者向けの「MK VAPE original」、仕事中に吸いたい人向けの「MK VAPE Tasty」、甘い味を好む人向けの「Koikoi」、匂いを気にする人向けの「CRITICAL MIDNIGHT」なども含まれている。
新型コロナウイルスに感染した場合、喫煙者は重症率が高くなると言われているが、同社広報担当の伊藤翼氏は「ニコチンとタールが入っていないVAPEは喫煙者が禁煙に向かうきっかけの一つにもなると考えている」と話す。実際に3月に都内で開催されたプロレスイベントの『P.P.P. TOKYO』では、 VAPEの商品「RELX CBD」が無料喫煙ブースに設置された。
伊藤氏は今回のキャンペーンの狙いを以下のように語る。
「4月1日からの法改正でもVAPEは除外品になっています。また、最近の情勢からも『禁煙したい』というユーザーのニーズが想定されるため、(そういったユーザーに対して)ニコチンやタールが入っていないVAPEへの乗り換えという選択肢を提供したく、今回のキャンペーンを実施しました」
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング