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松屋フーズグループ、一部店舗を深夜閉店へ 新型コロナ対策のため外出自粛要請踏まえ

» 2020年04月06日 09時39分 公開
[ITmedia]

 大手牛丼チェーン「松屋」などを運営する松屋フーズは4月3日、グループの一部店舗を深夜に閉店すると発表した。

24時間営業を中止する店舗も出るか?

 同社は政府の外出自粛要請に応じるとともに、お客の健康・安全確保に配慮するためとしている。グループの中核となる松屋では、3月の既存店売上高は94.7%(対前年同月比、速報値)、客数は91.5%(同)、客単価は103.6%(同)だった。「カチャトーラ定食」や「ガリたま牛めし」を相次いで投入したことがプラス要因となった。4月以降、営業時間の短縮が業績にどの程度影響を与えるのかが注目される。

 大手牛丼チェーンの「すき家」は2月28日、新型コロナ対策や従業員確保のため、一部店舗で「牛丼のみの販売」もしくは「店舗の営業時間短縮または休業」という対応をすると発表している。ただ、ゼンショーホールディングスの広報担当者によると、従業員のシフトを柔軟に見直した結果、3月に通常と違う営業を実施するケースはそれほどなかったという。

「シュクメルリ」に続き好評だった「カチャトーラ」(出所:松屋公式Webサイト)
「ガリたま牛めし」も3月は好評だった(出所:松屋公式Webサイト)

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