松村氏は売り上げ減少に苦しむ飲食店にとって、テークアウトを強化するだけでなく、ECサイトでお取り寄せグルメを販売することも選択肢の1つになると指摘した。ECサイトの運営は簡単ではないが、一度顧客に支持されれば安定した売り上げを見込めるのがメリットだという。
また、顧客に支持されるお取り寄せグルメを開発すると、メディアに取り上げられやすくなっていると指摘した。政府の外出自粛要請を受け、テレビ局ではおいしい料理を提供する店舗を紹介する企画が採用されにくくなっているという。店舗に足を運ぶ必要のないお取り寄せ商品ならば、安心して視聴者に推奨できるというわけだ。また、「外出できないけど、ちょっと贅沢(ぜいたく)なものを食べたい」というニーズを満たせる。
松村氏は、「料理のおいしさ」や「盛り付けの美しさ」といった飲食店ならではの強みを認識したうえで、テークアウトやお取り寄せ商品を提供すれば「真心は必ずお客さまに通じます」とアドバイスをした。
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