新型コロナウイルスの拡大食い止めのため、各地で外出自粛が叫ばれている。AI(人工知能)関連ベンチャーのIntelligence Design(東京・渋谷)が、都心の繁華街で外出自粛下における人の通行量を定点観測したところ、遊びに出掛ける休日で特に減少率が高まっていることが分かった。
一方で平日、特に出勤時間帯では減少率が比較的低くなっている結果も明らかに。緊急事態宣言を受けての外出自粛。やはりオフィスへの出勤をどれだけ減らせるかがカギになりそうだ。
今回の分析では東京の原宿/明治神宮前エリアを定点観測したデータを活用。平常時は若者の人出が多い繁華街であると同時に、オフィスも集中するエリアに当たる。
Intelligence Designの通行量調査サービス「IDEA counter」を使用し、明治通り沿いのあるビルに設置したカメラの撮影データを元に、AIの画像認識技術を用いることで通行者数をカウントした。ちなみに、通行人の顔画像などは匿名化することで保存していない。
まず、外出自粛要請前の3月16日の週の平日における平均通行者数を100%として、その後どの程度まで減少したのか算出した。週末である4月の4・5日は24%、11・12日では14%まで減少しており、平常時は若者が多く遊びに来る原宿で外出自粛が進んでいる結果となった。
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