原宿への「遊びの外出」激減、でも「通勤」は減り切らず……通行量データで判明独自分析で迫る(2/2 ページ)

» 2020年04月20日 08時00分 公開
[服部良祐ITmedia]
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通勤時間帯の人出減少、限定的

 一方、平日については4月6日週の平均で40%、13日の週では22%とこちらもある程度減っているものの、休日に比べると減少率が低い傾向になった。

 さらにIntelligence Designは、平日の時間帯別に分けた通行者数の減少の程度を計測してみた。例えば最新データに当たる4月13日の週の平日平均を見ると、1日全体で22%まで下がったのに対し、通勤時間帯(午前6時〜午前11時)は32%と10ポイント上回る結果に。同社の担当者は「やはり(日頃)通勤している人の往来が依然として残っている」と分析する。

photo 平日の1日全体と通勤時間帯(午前6時〜午前11時)で比べた通行者数。3月16日週の平均を100として各時間帯で算出(Intelligence Designの「IDEA counter」で分析)

 原宿など若年層向けの繁華街を中心に、行楽など不要不急な外出の自粛は徐々に浸透しつつある。一方で、政府の要請する「人との接触最低7割減」を達成するには、テレワークの全業界での促進などがますます急務になる。

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