ANAホールディングスは5月8日、グループの2021年度入社の採用活動を一時中断すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大により、国内外の長距離移動の需要が大幅に縮小していることから、業績が大きく落ち込むことは避けられない。需要がいつ戻るかも見通せないことから、採用活動を通常通り進めることは難しいと判断した。
同社は、採用活動の一時中断に至った理由として、「今後の事業計画を策定することが困難な状況である」ことを挙げている。採用活動の再開については、「今後の動向を慎重に見極めながら検討していく」という。
21年度入社の採用活動は3月に開始している。全日本空輸やPeach Aviationといったグループエアラインで地上職や客室乗務職など計800人程度、ANAエアポートサービスやANA成田エアポートサービスなど国内の空港会社で1750人程度を募集。グループ37社で計3200人程度の採用を予定していた。
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