朝からパチンコ屋に密集して行列したり、周囲の迷惑かえりみずマスク買いに開店前から並ぶ者。レジャー代わりにスーパーに家族連れで出かける者。河原でバーベキューや公園でピクニックする者など、全く事態を理解できない不心得者は、そもそもお客様などではないのです。
もちろんそんなやつらでもお金を落としてくれればありがたいかもしれません。でも他人への思いやりなど持たない、他人への迷惑など一切気にする感覚がない、自分たちだけの都合以外考えられないような者はお客でしょうか? そんなやつらは圧倒的に多くの善意ある人たちに、これまでもこの先も次々と迷惑を振りまいていくことでしょう。コロナ以上に悪質な存在ともいえる、そんなやつらは来ない方がよほど商売には有益だと思うのです。
私は新卒で流通業界に入りました。そこで学んだカスタマーサービスは「お店はお客様のためにある」という、当時の流通業界で共通スローガンでした。しかし若き日の私はヒネクレていたので、「すべての来店者が客なのではなく、本当のお客さんとは呼べないクレーマーもいる」と感じていました。
クレーマーはお客ではなく犯罪者です。クレーマーが好き勝手できる店は、善意ある本当のお客様にとって居心地の良い環境であるわけがないのです。お客さんを選別するのに気が引けると感じる方は、「お客」とお客の名を語る「お客モドキ」を区別し、「本当のお客様」のために店はあるべきと、私は思っています。
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