スーパーのチラシなどの情報提供サービス「トクバイ」を手掛けるロコガイドは5月11日、全国のスーパーやドラッグストアなどの混雑状況を表示する「混雑ランプ」のサービスの無料提供を始めたと発表した。外出自粛要請が長引く中、食品や日用品を販売する店舗では混雑が発生しやすく、“3密”を避けることが課題となっている。店舗発信の混雑状況を知らせることで、来店の参考にしてもらう。
トクバイは、スーパーのほか、ドラッグストア、ホームセンターなどの店舗のチラシや買い物情報をWebサイトやスマートフォンアプリで提供するサービス。利用店舗数は全国の約5万店舗(2020年1月末時点)。
「混雑ランプ」のサービスは、各店舗の混雑状況を「空き」「やや混み」「混み」の3段階で表示する機能。情報を更新した時間とともに混雑度を示す。トクバイのWebサイトとスマホアプリで確認できる。
情報の更新は各店舗の担当者が手動で行う。店舗スタッフにとっては「今は混雑しているから来店を控えてほしい」「空いているから今来てほしい」といったタイミングに応じて、手軽に情報発信できる。情報更新のタイミングも店舗が決められるため、利用者に混雑状況を伝えたいときに更新することができる。
利用者は、そういったリアルタイムの情報を得られる。店舗から情報発信しやすい点が「(混雑情報を提供する)他のサービスと異なる」(同社)という。
加えて、曜日・時間帯ごとの混雑傾向のデータも公開。アプリから取得した位置情報データから、過去4週間の時間帯別の混雑状況を分析し、曜日別にグラフで表示する。
まずはトクバイを利用している約5万店舗でサービス提供を開始しているが、サービス対象を全国全ての店舗や施設に広げることも検討しているという。
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