企業の終身雇用が当たり前ではなくなりつつある今。元社員を再雇用したりビジネスパートナーとして良好な関係を続けようとする企業が増えている。一方、離職者は企業のネガティブな情報の発信源にもなり得る。会社・元社員共に「不幸な別れ方」はできれば避けたいところだ。
ただ、人材系シンクタンクのパーソル総合研究所(東京・千代田)が離職経験のある社会人にアンケート調査したところ、離職した企業への再入社を希望した人はわずか約8%、7割が希望しない結果となった。
調査はパーソル総研が2019年12月、全国の20歳から59歳未満の、正社員として離職経験のある人(2000人)と再入社経験のある人(300人)を対象に実施した。
まず、離職経験者に「元在籍企業の商品・サービスを1年のうちに個人で利用・購買したか」と聞いたところ、「ある」と答えたのは10.8%にとどまった。
離職した企業への再入社意向についても聞いたところ、希望した人はわずか8.3%。希望しない人が7割を超えた。実際に過去5年間に再入社した人も、2.1%にとどまった。
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