人材大手のパーソルキャリア(東京・千代田)は、転職サービスdodaの2020年の転職人気企業ランキングを発表した。比較的常連の企業が上位に並ぶ一方、任天堂が急激に躍進するといった意外な動きも。コロナ禍の経済への影響が出始めた時期の調査ということもあり、その余波が既に垣間見える結果となった。
調査はパーソルキャリアが2月28日〜3月9日、全国の22歳〜59歳の正社員の男女約5100人にネット上で行った。対象者が転職を希望する企業を3位まで記入し、「行きたい度合い」に合わせて10ポイントを振り分けて投票してもらった。
1位は前回2位から上昇したトヨタ自動車で、2位のGoogleと入れ替わる結果となった。3位はソニー(前回4位)。他にはApple Japanが10位から5位に上昇するといった動きがあったが、以前から人気の常連企業が引き続き上位を占める傾向が出た。
ただ、本調査は新型コロナによる外出自粛などが本格化する直前のため、コロナ禍で企業の業績や転職市場が急変している現在では人気がさらに変化している可能性もある。
他にランキング上で顕著に急上昇したのが任天堂。前年の30位から15位にまで上がった。女性のみを対象にしたランキングでも、圏外から26位に上り詰めている。
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