本島中部の大型商業施設では来店客数が減少するなどの影響が出始めている。米軍から感染者の行動履歴が公表されず、感染リスクの懸念が拭えないためだ。米軍関係者を隔離しているホテルがある北谷町内の事業者は「米軍は県民が安心して買い物ができる管理体制を敷いてほしい」と訴える。
北中城村にあるイオンモール沖縄ライカムでは、米軍普天間飛行場で複数人の感染が明らかになり、9日から客足が減少している。担当者は「5月に営業を再開してから徐々に客足が伸びていたが、感染が明らかとなってからは地元客の来店が数%落ち込んでいる」と明かす。施設が米軍基地から近く、日頃から米軍関係者が利用しているため、敬遠しているのが影響しているとみる。
北谷町内で日用雑貨を販売する大型店では、感染確認から初の週末となった11、12の両日の客足が落ち込んだ。担当者は米軍に「基地外で感染者が出ないように行動履歴を把握して、基地内で管理してほしい」と求めた。
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