抗ウイルス機能があるマスク、セーレンが発売 フィルターでウイルスを不活性化：感染対策と快適性を両立

[ITmedia]

　繊維メーカーのセーレンは7月16日、抗ウイルス機能があるマスクを発売すると発表した。交換式のフィルターをマスクに入れることで、ウイルスを不活性化させる。7月17日からオンラインショップで先行予約の受け付けを開始。感染対策と快適性を両立させ、夏のマスク需要を取り込む。

セーレンが抗ウイルスマスクを発売（出典：セーレン公式オンラインショップ）

　同社は、新型コロナウイルスの長期的な感染対策が求められていることから、抗ウイルスをうたう商品シリーズ「BYERUS（バイラス）」の展開を開始。その第1弾として、布マスクを開発した。

　マスクは3層構造になっている。肌に触れる部分は吸湿性が高く、肌触りが良い機能糸を採用した、接触冷感の生地を使用。表側の生地は形状安定性を重視した設計のメッシュ素材となっており、マスク内部に立体的な空間を確保することで息苦しさを軽減する。

　その間には、同社独自の複合抗ウイルス技術で開発した交換式フィルターを入れる。表面に付着した特定のウイルスを99％以上不活性化させるという。定期的にフィルターを交換することで、衛生的に機能を維持することができる。

抗ウイルスマスクの構造（プレスリリースより）

　価格は、マスク1枚と抗ウイルスフィルター5枚のセットで990円（税込）。サイズはS（子ども用）、M、Lの3種類で、カラーはホワイト、ベージュ、グレーの3色。交換用の抗ウイルスフィルターの別売りも行う（30枚入り、990円）。

抗ウイルスマスクの商品仕様（プレスリリースより）