SUBARU(スバル)は8月27日、乗用車「レガシィ」計11万6540台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。ヘッドランプに不具合があり、明るさが保安基準を満たさなくなる恐れがあるという。
リコール対象車種はレガシィ1車種で、製造期間は2009年7月〜14年9月。
対象車両では、HID仕様のヘッドランプ(すれ違い用前照灯)に不具合があった。内部構成部品のバルブと反射面の仕様の組み合わせが原因で、バルブからの紫外線によって反射面の劣化が促進されるものがある。そのため、そのまま使用を続けると、反射面のアルミ蒸着が剥離し、光度が徐々に低下。最悪の場合、前照灯の保安基準に適合しなくなる恐れがある。これまでに261件の不具合が報告されているという。
改善対策として、対象の全車両のバルブを対策品に交換する。その上で、ヘッドランプの光度を点検し、所定の基準を満たさないものはヘッドランプボディーを対策品に交換する。
同社は、ヘッドランプの不具合として、他にも2件のリコールを届け出ている。対象は、レガシィ705台(製造期間:19年10月〜11月)、「インプレッサ」と「XV」計670台(製造時期:20年1月)。
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